一般就労?A型事業所?
障がい者事業所による勉強会

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Business People Corporate Communication Meeting in office

今回は当社で開催させていただいてる勉強会についてお話ししたいと思います。

意外と定着率の低い障がい者就労 後悔しないための就職について

障がい者の一般就労。
もちろん多くの人はそこを目指してるわけですが、色々困難が伴うのも事実です。
特に仕事が長く続かないケースが多いようです。

例えば、自分で就職活動をして無事就職することができた。
しかし結果的には中々続かない。というパターンです。
勿論当人は働く意欲がありますし、お仕事を十分こなせる能力もあるのに辞めざるを得ない。
そういうケースがすごく多いようです。

何故今回こういうお話をさせていただくかというと、やはり定着率の問題が深刻だと感じているからです。
どういうことかというと、例えば一般就労に向けて色々されている他の就労継続事業所さん。
障がい者就労支援をされている方とお話させていただいていると、入社から3年後に同じ職場で問題なく働けている方は中々少ないとよくお聞きします。
せっかく一般就労ができたのに半年後ぐらいには雇用期限と同時に退社なさるというお話は少なくないです。

果たしてそれは
辞めてしまう本人だけの問題なのか?
私はそうは思いませんでした。

では何故辞めてしまうのか
色々なケースを見ていると、特に原因として多いのが無茶振りなんじゃないかと思います。

私は別会社で中小企業指導もやっているのですが、指導側の「育て下手」の問題予想以上に大きいと感じるケースが多いです。
働く人にとって「そんなの無理だろう」と感じてしまうような要求で会社に振り回されてしまう。
そういうケースは決して少なくないです。

お仕事の説明が不十分な状態であるにも関わらず、お仕事を押し付けられても上手くこなせないのは当たり前です。

例えば条件の設定が無駄に厳しい
極端な例だと「3日はかかる業務を1日で終わらせろ」なんて誰ができるんだという話です。
やはりこういった無茶振りの多い環境では働きづらいですし、お仕事を続けていくのも難しいのではないかと思います。

とはいえ会社側の改善は一朝一夕には進みません。
そこで「立ち向かわなくても穏便に解決できる方法を一緒に探していこう」というのが今回の企画の趣旨となっております。

あなたは単純作業に向いてる? パソコン作業はどう?得意を生かした進路

それともう一つ。
障がい者就労において、個人的に疑問に思うことがあります。
それは「障がい者=単純作業」みたいな風潮が当たり前になっていることです。
そこがすごく引っかかります

そもそもウチの会社はIT事業を中心に行なっておりますので、業務内容的には単純作業は比較的少ないです。
パソコンやiPadを使ってお仕事をしてもらっているわけですが、その中でも明らかにしんどい業務内容を一つ挙げるとすればデータ入力だと私は思います。

私自身データ入力が得意かというと苦手です。
集中力を維持しようにも長くは続きません。
キー入力自体はハッキリいって速い方ですし、テストしてみるとミスも少ない方です。
色々な人たちと条件を合わせてみると、パソコン入力そのものは得意な方ですが、長続きは全くすることはないです。
なので何年もデータ入力を続けていらっしゃる方は本当にすごいと思いますし、尊敬します。

実はウチも起業当初はデータ入力の方に力を入れていました
ただこのお仕事をお任せしといて言うのもなんですが、これをやらなきゃいけないって、見てて明らかに可哀想だなと正直思っていました。

例えばデザイン系のお仕事。

元々ブラック業種の一つでした。
こういうお仕事の場合ですと、どうしても納期に追われることが多くなります。
しかも時にはクライアントさんの急な要望でいきなりデザイン変更を迫られ、出来上がったデザインでさえ根本的にひっくり返されることもあります。

そしてどうしても納期に間に合いそうになければ徹夜をせざるを得ない
そういう部分での苦労が多いのがブラック業種と呼ばれる所以なのですが、それさえ改善すればかなり働きやすくなると私は思います。

特にクリエイティブな感性をお持ちの方にはかなり充実感があると思います。

続いてはプログラミング。

簡単なアプリであったり、システムやソフトウェアを開発するお仕事ですが、こちらも典型的なブラック業種として認識されています。
理由としてはデザイン同様に、やはり納期に追われる

他会社さんとの絡みでこの日までには収めないといけないというのは当然あります。
そして開発後も発注元の会社さんから資料を作って欲しいと頼まれることもあります。

本来の開発とは違う部分でわがままに振り回されるなどして労力を割かれることは決して少なくないです。

しかしこちらも以上の問題を改善することができれば、むしろ安定して進めることができると思います。

それからホームページ制作。

こちらは割と人気があるお仕事ですが、実際はかなりのブラック業種夜中まで働いている人が多いです。
何故そうなるのかは何となくお気づきかと思いますが、やはり結局は納期に苦しめられる

その上に契約したらすぐ完成すると思い込むクライアントさんに振り回される
中にはお客様からの資料提出が少ない中で、言われた通りにホームページを作ってもクレームを入れられる

そもそも十分に資料を用意してから依頼してもらえば良いだけの話で、正直文句を言われる筋合いはないと思うのですが、やはりそういうケースは後を経たないです。

こうして見ると、IT3業種がブラック業種と呼ばれる理由は共通点が多いです。
とはいえこういう単純作業はやはり誰にとっても辛いもので、それを障がい者にやらせとけば良いという考え方はどうも納得がいきません。

特にIT業界はブラックな業態という認識をお持ちの方が多いのですが、逆にそこさえ改善できれば向いてそうなお仕事は沢山あると思います。

就職に向けた勉強会で得られるメリット

最後に、就職に向けた勉強会でどのような事をしているかご紹介します。

まず、お仕事を長く続けるために、

  • 3年以上働いているスタッフさんの経験論
  • 安定して働き続けるために、ご自身に必要な支援は何か

色々な人のお話を参考に、色々考えながら勉強していただくタイミングを作ったりしています。

私としては、単純作業が長続きするとは到底思えません。
そうすると一体どういった作業が長続きするのか。

まずはご自身の適性を知っていただくことが一番だと思いますので、そういう長続きのヒントに繋がるような適性の調べ方についてお伝えしたりしています。

それでも中々うまくいかない、仕事が定着しづらいという方はいらっしゃると思います。
そういった方のためのお仕事トラブル解決のコツについてもお伝えします。

それと雇う側である中小企業さんの支援であったり、意識改善私たちの活動としてやらせていただいてますが、そういった現場で得られたちょっとしたコツなんかもお伝えできればと思っております。
またこちらの勉強会は、当社オフィスにお越しいただいてコミュニケーションを取りながら行っています

「一般就労?A型事業所?障がい者事業所による勉強会」の動画版はこちら

下記にお申込みフォーム等をご用意しております。
参加ご希望の方は必要事項をご記入の上、送信いただきますと日程の調整をさせていただく流れとなっております。
費用は無料となっておりますので、ひとまず仮申込みをしていただければと思います。

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